名称:クエン酸

分類:
酸味料

使用されている食品例:
サイダーなどのドリンク、カンずめ

危険度:

モンスター名:クエンバーン

【詳細説明】

レモンなどのかんきつ類や梅干しというと酸っぱいものの代表ですが、これは食品にもともと含まれているクエン酸によるものです。クエン酸は添加物として工業的にも製造されていて、糖蜜やでんぷんなどを原料として黒カビを使って培養する発酵法によって作られています。クエン酸はおだやかで爽快な酸味で、清涼感を打ち出すので清涼飲料水に使われることが多いです。昔から「酸っぱいものは疲れに効く」というのを聞いたことはありませんか?そのような作用も持っているので、健康食品などのコーナーには、スポーツのお供におすすめのクエン酸入り粉末飲料などが並んでいますね。

モンスター発見場所

ベットボトル入りの清涼飲料水や粉末飲料、ゼリー、ジャム、キャンディ、漬物、フルーツ缶詰などがあります。酸性の性質を調整したクエン酸ナトリウムは冷菓にも使用され、それがプロセスチーズに添加されると目的により「乳化剤」と表示されます。

ハンターからの一言!

私たちの体では、食べものを摂取するとそれらの栄養素を使ってエネルギーを作りだしていく仕組みがあります。この仕組みで主に活躍しているのがクエン酸なので「クエン酸回路」などと言われていますが、この仕組みを最初に発見した人はノーベル賞をとったほどの、生きていくための重要な仕組みでなのです。このようにクエン酸は、人間の体で通常使われるものとしてみなすことができ、極めて毒性が低い物質であるということで、一日摂取量の限度などの基準が設けられていません。